
僕らの年になると”初恋”の時の様に、「胸がドキドキする」機会は年に1,2回しかないだろう。 そういう機会が先週あったんだ。 金曜日の11日だったから、世間で騒がれた111111の日だった。 僕が日本を離れてアメリカへ来たのが1973年、その1年前に日本で買ったLP(その頃は、CDとかなかったからね)、AL STEWARTの「ORANGE」。
彼はイギリスのシンガーソングライターで、すごくカッコいいし、自分の体験(恋人とか)を歌にしてて、その辺は、当時の僕の心にとても響いてた。(ちなみに僕のイングリッシュネームは彼の名前から来てる)。 SFで暮らしてる時に、彼が「Year of the cat」で大ヒット時のコンサートにも行ってるから、今回は30年ぶりのコンサートだった、サンタモニカのギターショップの店内が会場で、150人位しか入れない小さな場所。3方の壁にはギターがぶら下がってる。 彼とリードギター、ベースの3人なので、ちょうどいいサイズ。 始まる前に入り口の方へ行った時に入って来た彼と急にまともに眼と眼が合ってしまい、「Hi!」とお互い言ってしまった。 その時、内心僕は”ドキドキ”してたんだけど。 コンサートもリードギターがものすごくうまくて、うまくて、少しギターを弾く息子も「一度もミスらなかったね」、と言ってた。 もちろん、ALの歌とギターもとても良かったし、懐かしかった。 今でも世界中でコンサートをしているのは素晴らしいと思う。 観客は殆どが僕らと同じ年代のカップル、50-60代の人たちで楽しいコンサートだった。 コンサートが終わってから、サインを貰う時に「ORANGE」のLPをALに見せて、これは40年前に日本で買ったんだよって言ったら、「覚えてる、覚えてる、中のオレンジの写真が好きだったんだ」って言ってくれた。 日本でこれを買った時は、すでにアメリカへ行く事を決めてたし、その頃付き合ってた彼女との関係が不安定になってたし......,少し苦くて、でもとても懐かしい僕の青春を思い出した夜だった。
http://www.youtube.com/watch?v=CBpDqDr0tik&feature=related